本日、新発田市議会12月定例会が招集され本会議が行われました。
これまで、このような報告はしておりませんでしたが、少しでも議会で行われている内容をお伝えできればと思い、なかなか伝わりにくいこともあるかもしれませんが、お知らせしていこうと考えております。
よろしくお願いいたします。
令和7年12月5日(金)本会議
●市長から行政報告
令和8年度から新発田地区救急診療所の内科・小児科について平日夜間診療を縮小(休止)し、感染症流行期(12月〜翌2月)のみ平日夜間診療を行う。また、日曜日の外科診療を廃止する。
との行政報告がありました。
■ 背景
新発田地区救急診療所は、平成23年から地域の一次救急医療を支えてきた施設で、内科・小児科は休日・夜間、外科は日曜日に診療してきました。
現在は下越福祉行政組合が管理し、新発田北蒲原医師会の協力のもと運営されています。
■ 診療体制の変更(令和8年度から)
・内科・小児科
平日夜間の診療を縮小
診療するのは感染症流行期(12月〜翌2月)のみ
・外科
日曜日の外科診療を廃止
→ 11月27日の下越福祉行政組合議会で報告され、今後手続きが進む予定。
■ 変更に至った理由
医師の高齢化や医師不足により、出務できる医師が大幅に減少
平日夜間の受診者数:1日平均6名弱
日曜外科の受診者数:1日平均5名前後
医師の負担や地域医療の継続を考慮し、市としても変更を受け入れる判断となった
■ 市民への影響と対応
診療が無い時間帯は 県立新発田病院などで診療可能(同病院からも「対応可能」との報告)
市は以下の取り組みを進める:
市民への事前周知
かかりつけ医の利用促進
診療時間内での受診を勧奨
医師会・医療機関・関係市町と連携し、安心できる医療体制を維持
●市長から今定例会の議案に対する提案理由説明がありました。
補正予算の主な内容は下記の通りです。
第6号補正(一般会計)主な内容
ふるさと納税対応費の増額(寄附増加に伴う返礼品・委託料)
財政調整基金への積立
住民情報システム標準化(窓口DX SaaS導入)
農業者向け補助(省エネ機械、有機資材転換)
市道整備事業の一部翌年度施工に伴う減額
特別支援教室など学校施設整備費の増額
豪雨被害に伴う農地等の災害復旧費
など
・第7号以降の補正(給与改定)
国の人事院勧告に合わせ、職員・会計年度任用職員の給与改定を反映するため多くの会計を補正。
一般会計だけで2億円超を追加。
・第8号補正:クマ対策の緊急予算
市内でクマ出没が過去最多(253件・人身被害2件)
県の「アーバンベア捕獲緊急支援事業」に応じ、
クマ捕獲のためのスプレー・檻・協力金・隊員報酬など594万円を追加。
以上であります。
なお、本会議で提案された議案は、所管の常任委員会で審議され、12月22日(月)に開かれる本会議で採決される予定となっております。